仕事が来ても嬉しくはない商売

弁護士の仕事

ふつうはお客さんが来たら嬉しいし、商品を買ってもらったら嬉しい。お客さんも欲しかったものが買えたら嬉しい。こんなハッピーな仕事っていいですよね。なんて幸せな構図!

弁護士の場合は、基本的にお客さんといえば不幸な状態なので、新しい仕事が来ても嬉しくはない。基本的にトラブルの中に飛び込む仕事なので、楽しいはずもない。依頼内容自体が大変な場合はまだしも、依頼者自体が大変な場合は最も厄介。法的に解決できない問題を解決しろと言ってきて、引き受けなければ(そもそも引き受けられるはずもない)「能無しが!弁護士辞めちまえ!!」などと罵声を浴びせてくる人も…。そして、そういう人の割合もほかの仕事より多めな気が…。

本当に困っている人の心を少しでも軽くすることができて、ベストな解決方法で解決できれば、そのときは報われる仕事だと思うけど、その物差しってないし、ベストな解決方法だったよ!!って客観的な何かがあるわけではないし、「先生に頼んでよかった。」と言ってもらえても、本当に役に立てたのだろうか、もっとできることはなかったか、もっとうまくできなかったか?って思うし、なかなか「ムフー!」と、満足して仕事を終えられることはない。

え?なに?この苦行…。

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